日本語OPI研究会

プロジェクト助成

研究会では、会則(別紙)プロジェクト助成規約に基づき、会員のOPIに関連した研究活動の助成を行っております。 プロジェクトの期間は、通常2年以内で、終了後1年以内にその成果を研究会で発表と報告書の提出が義務付けられております。

現在進行中のプロジェクト

研究テーマ:「よりよいコミュニケーションのための相槌や受け答え ―日本語OPIにおけるレベル別使用状況―
日本人学生と留学生の会話の実態を探り、自然な相槌や受け答えの習得について考察する。
メンバー: 奥村圭子(リーダー)・金庭久美子・西部由佳・萩原孝恵・坂井奈緒

2018年4月~ 2020年3月

<プロジェクト概要>
2017年度までのプロジェクト活動では、Oral Proficiency Interview(以下、OPI)における話題転換部を、日本語上級話者・中級話者とテスターのやりとりの中でのその関わり方に着目して調べた。
まず、2016年度までは、国立国語研究所「日本語学習者会話データベース」を用いて中国語圏、英語圏の出身者の日本語OPIにおいてどのような話題転換がなされているかを、分析した。その成果は、西部他(2016a)、西部他(2016b)として発表した。
2017年度は、同データベースより韓国語圏出身者のデータを加え、1)受け答えの中で何に不自然さを感じるのか、2)自然さ・不自然さには受け答えの何が関係しているのか、3)レベルによる受け答えに特徴はあるのか、といった観点で中国語話者・英語話者・韓国語話者の受け答えについて検討した。
 これまでは文字化されたテキストデータをもとに分析を行ってきた。しかし、これまで行ってきた文字化データの分析で印象がよくないと感じられた受け答えでもあっても、実際に音声で確認すると、必ずしもそうとは言い切れないことが分かった。そこで、新規プロジェクトとして、音声データを中心に分析を行い、円滑なコミュニケーションにつながる相槌や受け答えとはどのようなものなのかについて明らかにする。

<研究成果>
西部由佳・岩佐詩子・金庭久美子・萩原孝恵・水上由美・奥村圭子(2016a)「OPIにおける話題転換の方法-上級話者と中級話者に対するテスターの関わり方に着目して-」『日本語プロフィシエンシー研究』第4号 pp.132-143

西部由佳・水上由美・萩原孝恵・奥村圭子・岩佐詩子・金庭久美子(2016b)「日本語インタビューテストにみられる話題転換部のやりとり-上級話者・中級話者の特徴に着目して-」2016年度日本語教育学会研究集会第7回<東北地区(宮城)>口頭発表

終了したプロジェクト活動

ガイドライン研究班
OPIのガイドラインの 具体化を目指した研究

インタビュー技術研究班
インタ ビューを受ける人の口頭能力を最大限に引き出すインタビュー方法を考える研究

ロールプレイカードプロジェクト班
適切なロールプレイを行うためにロールプレイカー ドの文言、使い方についての整理と各レベルのロールプレイカードの改善案の提案

データベース準備班
OPIのイ ンタビューデータをどうデータベースにする方法の提案