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九州で初めてのワークショップを福岡で!
(「日本語OPI 研究会ニューズレター」No.24〔2003.2.23〕より)

福岡OPI研究会代表:水本 光美

 福岡OPI研究会がスタートしたのは、2002年の夏のことでした。

 東京や関西の研究会や合宿で顔を合わせてゆくうちに「福岡でも是非、研究会したいですね」という声が強くなり、わずか8名で昨夏の暑い盛りに集まり第一回の研究会を開催しました。会員のほとんどは福岡市内や近辺で日本語教育に携わる者達で、すでにテスター資格保持者が半分、後の半分は、ワークショップ経験者からまったくOPIは初めてという若手もいます。先輩の研究会同様、ブラッシュアップ・セッションや研究発表なども精力的に行っており、来る3月1日には今年度第3回目の研究会を予定しています。

 7月末に行われた第1回目の研究会のことでした。「福岡ではすでにfamiliarizationも何回か行われており、多くの人々がOPIに興味を持っている。東京や京都に行かずとも福岡でワークショップを開催することは出来ないだろうか」という話になりました。牧野先生に伺ってみたら、快く「福岡は大好きな街ですから機会があれば是非」とお引き受け頂きましたので、早速アルクに打診してみました。アルクの経験によると、今までにも全国の色々な都市でワークショップ開催の希望があったが、結局受講生が集まらず実現はしなかったとのこと。それでも晩秋には、アルクから「来年夏、受講生11名、無料の会場確保、モデル学生紹介、という3条件が満たされれば、福岡開催もあり得る」という返事を頂きました。やっと受講生確保に取りかかれたのは、12月になってからでした。驚いたことに、年末年始の忙しい時期にも拘わらず、あっという間に11名の受講希望者が口コミだけで集まり、ウエイティングリストも出来上がるほど。九州の人々のワークショップへの関心の高さを再確認することとなりました。結局、受講希望者が多かったので、アルクとしては、福岡でのワークショップ開催に関しては、雑誌などで特別に告知しないということになりました。

 受講生確保の次は、難題の「無料会場」の確保です。東京での開催ではアルク本社の一室を使用、京都での開催は京都外大の教室を無料で借りてと、今までのワークショップは実現してきました。しかし、ここ福岡では、私の勤め先の北九州市立大学は地理的に遠く、福岡市内の大学や教育機関はすべて使用料を必要とします。新年早々から、会員がメールで情報交換や連絡をし合い、ずいぶん色々な施設をあたりましたが、なかなか「無料会場」それも朝から晩まで4日間も続けて、というのは実現不可能に思えました。しかし、割安で借りられる会場の一つを仮予約し、一方で使用3ヶ月前に抽選申し込みが出来る公民館なども視野にいれ、あきらめずに探し続けました。その結果、運良く会員の一人が勤めているある外語学院が快諾して下さり、福岡市中心街の素晴らしいロケーションに位置する教室を無料で使わせて頂けることになりました。

 こうして、会員一人一人の熱意と団結力によって九州で初めてのワークショップ開催が実現することになりました。この活動を通して私が感じたのは、「九州人の心は、本当に熱い」ということです。「OPIワークショップin 福岡」は7月21日から24日までの間、牧野トレーナーをお迎えし、福岡市のゴールデン・イーグル国際外語学院にて開催されます。皆さん、私たち福岡OPI研究会はまだ誕生したばかりですが、頑張っています。

*近況報告(2004年3月)

 これを書いてからもう1年も経過してしまいました。予定通り第1回目の「OPI in 福岡」は大成功のうちに終了し、受講生たちの中から次々と新テスターが誕生しています。ワークショップの後、牧野トレーナーには北九州市立大学工学部において150名以上の聴講者を対象に「米国の会話能力判定基準OPIと外国語の会話技術教育」というテーマでご講演頂き、大好評でした。研究会もまだ25名程度の会員ですが、研究会を年間3〜4回福岡市で開催し、テスターからもやし組まで和気藹々とテープ判定などしています。また、この夏は8月2日〜5日の予定で再度牧野トレーナーを迎え、第2回目のワークショップ開催を計画しています。福岡OPI研究会は、まだ1才の赤ちゃんですが、とても元気です!