トップページ日本語OPI 研究会の活動>定例会報告 

定例会・講演・研究発表等の報告

 日本語OPI研究会では、年3回定例会を行い、会運営のための討議、ACTFL-OPI に関する情報の交換に加え、会員による研究発表、トレーナー(公式試験官認定委員)による講演、テープ判定会(インタビューテープを聞いて、インタビューの仕方や判定方法 について討論するブラッシュアップセッション)などを行っています。

公開講演会
(2017.8.2)
牧野成一トレーナー(プリンストン大学名誉教授)
「OPIの過去現在未来-日本語OPI研究会の歩みとともに-」

牧野成一トレーナー 「1987年の夏、私が日本語学校の校長をしていたアメリカのバーモント州のミドルベリー大学の夏季外国語講座にACTFLからOPIの代表者のデイビッド・ハイプル(David Hiple)氏が来て英語のOPIのデモンストレーションを行ってくれた。これがきっかけで,1990年に東京でのOPIワークショップに発展し,今やワークショップは100回目を超えている。<OPIの現在>では,文化との関わり,日本語教育への応用について述べた。あと20年後までにはきっとAIロボットがOPI Testerとして出現するのではないかということにも触れた。」
第94回 定例研究会講演会
(2017.7.15)
八木智裕氏 (一般社団法人 Global8会長)「OPIのCBT、OPIc-Jサービスについて」(PDF)
2016年度 第3回ワークショップ
(2017.1.8)

田中真理氏(名古屋外国語大学)、阿部新氏(東京外国語大学)
パフォーマンス評価再考: Good Writing評価を通して

 パフォーマンス評価としてのライティング評価及び評価基準の種類について概観し、「目的・内容」「構成・結束性」「読み手」「正確さ」「適切さ」の5要素(トレイト)からなるマルチプル・トレイト評価表を用いて、実際に小論文の順位付け及びグループでの評価統一作業を行い、ライティング評価について検討した。また、ACTFL Writing Proficiency Test (WPT)について、OPIやそのほかのライティング試験と比較検討を行った。 (会員用ニューズレター第69号 12-17ページ)

第91回 定例研究会 2016年度 第2回ワークショップ
(2016.7.2)

嶋田和子トレーナー (一般社団法人アクラス日本語教育研究所)「日本語話者の発話に関する評価を考えるワークショップ 」 

 日本語話者の発話に関する評価を考えるため、個人で日本語話者の発話のスクリプトを読み、10段階で判定・フィードバックを記入しその結果をグル―プで話し合ったのち、各グループからコメントを発表し、さらに議論を持った。
会員用ニューズレター第68号 3-4ページ)
2016年度 第1回ワークショップ
(2016.5.28)
三浦謙一 (ACTFL日本語トレーナー、Director of the Japanese Program, Franklin & Marshall College)
ACTFL プロフィシェンシェンシーアセスメントの現在と将来の展望

 2012年版ガイドラインに明記された卓越級について理解を深めるために、超級と卓越級の発話を聞き比べ、超級のベースラインについて討議がなされた。さらに、Written Proficiency Test(WPT)について、実際のライティングサンプルを見て、各レベルのフロア、シーリングをどのように判定するかが紹介された。また、OPIcの形式の確認後、サンプルの試聴を行い、問題点、将来の展望について話し合った。 (会員用ニューズレター第68号 11-17ページ)
第89回定例会
(2015.12.12)

齊藤眞理子トレーナー 「ACTFLオーラル・プロフィシェンシー・インタビュー試験官養成マニュアル(2012年度版)に見られる変更点について

 2012年版を1999年版マニュアルと比較し、以下の点の変更が認められた。ワークショップでのレベル判定の導入時期の変更、用語の変更(正確さ→正確さ・理解の難易度など)、上級下の特徴として、発話が不均一である傾向があることの明記、サブレベルの図解等の削除など。変更の多くは、ワークショップの進め方に合うようにされたもので、評価基準・評価方法に影響があるものではなく、敬語・インフォーマルの扱いについてはいずれ変更になる可能性もあるが、現在のところ従来通りである。 (会員用ニューズレター第67号 13-15ページ)

第85回定例会
(2014.7.26)
齊藤 眞理子トレーナー「判定会を振り返って

 2010年から2014年までの約50本のインタビューをもとに、インタビューをするうえで気をつけるべき点について具体的に説明があった。
 まず、上級中から超級では、超級を意識しすぎて超級への突き上げを急ぐあまり上級のレベルチェックがおろそかにならないように気をつけること。質問の焦点を絞って被験者が答えやすくするように。意見の抽出、漠然と「どう思いますか」と聞くだけでなく、さらに突っ込んでフォローアップするか、はじめから「体罰の是非」などのように、賛成か反対か立場がはっきりするようなものを聞くと良い。
 次に、中級中から上級下では、突き上げられそうな話題があるとすぐ飛びついてしまいがちだが、ウォームアップを十分に行うこと。一つの話題で連続して質問の型を使いわけつつ、中級のタスクをしっかりと与えること。また、その後の質問に発展しそうにない質問、被験者の回答の繰り返し、自分が知っている知識の共有など、テスターの不要な発話はなくすべきである。
 最後に、初級中から中級下では、突き上げの際に中級ではなく説明を求めるなどの上級への突き上げになってしまわないように気をつけること。(会員用ニューズレター第64号 3-7ページ)

第81回定例会
(2013.3.16)

嶋田和子トレーナー (社団法人アクラス日本語教育研究所 )
講演:「OPI を教科書開発に生かす〜『できる日本語』を例として

 OPIの視点を取り入れて開発された教科書「できる日本語」の紹介とその効果について講演された。同教科書では、学習目標を遂行可能なタスクとして明確に設定しており、文型よりもまずタスク先行で場面が導入され、各場面で必要になる文型の学習者による発見、気づきが促されるようになっている。さらに、テキストの型を意識し、段落、複段落を目指すために、初級から単文だけでなく、かたまりで話すことが重要視されている。また、同教科書の導入により、教師と学習者の関係に以下の変化が見られた。まず、学習者が伝えたい・話したいことをさらに意識するようになり、同じクラス及び上下のレベルのクラスの教師間の連携が促進され、アーティキュレーションが強化された。 (会員用ニューズレター第61号 15-18ページ)

第79回定例研究会
(2012.7.21.)
鎌田修トレーナー「牧野成一先生退官記念フォーラムにおけるOPIに関連 した研究発表の報告」

 2012年5月にプリンストン大学で開催されたPrinceton Japanese Pedagogy Forum(PJPF)でのOPI関連の研究発表について報告された。(会員用ニューズレター第60号 3-10ページ)
第76回定例研究会
(2011.6.25)
堀恵子氏「日本 語能力試験の大規模試験としてのあり方」(PDF)
研究発表会・講演会
(2009.8.1)

奥野由紀子氏(横浜国立大学留学生センター) 「ある 韓国人留学生の縦断的な発話の変化」(PDF)
橋本直幸氏(首都大学東京) 「OPIから見た「話題」と「語彙」の関係」(PDF)          

牧野成一トレーナー(プリンストン大学) 「第2文化習得理論をめぐる問題」
 文化基準が存在するのか、また文化能力は測れるのかについて、プリンストン大学石川プログラムでのホームステイやインターンでの例を交えて講演があり、その後、質疑応答が行われた。(ニューズレター第53号 2-10ページ)

第70回定例研究会
(2009.6.6)

鎌田修トレーナー 「OPI の意義と異議 -プロフィシェンシー研究にむけて-」

 関西OPI研究会が発展的に拡大し、これまでのOPI研究を基に、さらに、リスニング、ライティング、リーディング、文化など第二言語としての日本語のプロフィシェンシーの研究、及び、開発を目指す「日本語プロフィシェンシー研究会」の設立趣意が説明された。 (ニューズレター第52号 8-10ページ)

研究発表会・講演会
(2008.8.11)
牧野成一トレーナー 「OPIの将来」 

 OPIとCEFR(The Common European Framework of Reference)の関連を始め、レベル判定のマーカー探しの必要性、OPIの更なる普及とOPIcの台頭などについての講演後、質疑応答が行われた。(ニューズレター第48号 18-24ページ)

荻原稚佳子氏 「ACTFL-OPI 超級話者の特徴―上級話者との比較から―」 

 発話内容領域の概念を基に分析した結果、意見述べのような複雑な言語形式や構造を使って意見を述べたり、現象、概念などを説明したりすることが期待される質問において、超級の特徴が顕著に現れ、話のまとまり方や抽象性の概念レベルにおいて、上級話者と比較して明らかな相違がみられた。 (ニューズレター第48号 15-18ページ)

西川寛之氏 「OPIのこと知っていますか?―他の試験との受験情報の比較 値段・申込方法について―」 ニューズレター第48号 12-15ページ)
第65回定例研究会
(2007.11.10)
嶋田和子トレーナー 「OPI で教師力アップ−教育現場でのOPI 活用法−」
 
 OPIの可能性と課題、OPIを活かした会話試験の開発を始め、日本語教師力を上げるためのOPI活用方法について講演された。また、同一学習者の発話でも、教師の質問力の差によって、発話サンプルがうまく引き出されたかどうかに影響し、一つは中級中、もう一つは上級中という判定が出たOPIの例を実際に聞きながら教師の質問力の重要性について述べられた。(ニューズレター第46号 3-6ページ)
第62回定例研究会
(2006.12.24)
牧野成一トレーナー 「Common European Framework of Reference for Languages とACTFLの話す能力基準に違いがあるのか。」ニューズレター第42号 3-6ページ)
第58回定例研究会
(2005.12.25)
牧野成一トレーナー 「ACTFL OPIトレーナーミーティングの報告」(ニューズレター第38号 2-10ぺージ)
第56回定例研究会
(2005.6.18)
鎌田修トレーナー 「OPIと文化能力」(ニューズレター第36号 2-7ページ)
第54回定例研究会
(2004.12.26)
牧野成一トレーナー「言語と文化のダブル・アセスメントのロールプレイは可能か」(ニューズレター第34号 2-8ページ)
第50回定例研究会
(2003.12.25)
牧野成一トレーナー 「・・・超級話者判定に関わる諸問題・・・」(ニューズレター第28号 4-6ページ)
会話教育のための講演会
−談話分析と会話教育−

(2003.9.13)
宇佐美まゆみ氏(東京外国語大学) 「談話分析と日本語教育」
渡辺素和子トレーナー(ポートランド州立大学) 「談話分析とOPI-その接点」
全体討議: 「談話分析の可能性と会話教育への生かし方を探る」
第44回定例研究会
(2002.12.23)
牧野成一トレーナー 「「まあ」はどうして上級話者のマーカーの一つでありえるのか」
第42回定例研究会
(2002.7.27)
牧野成一トレーナー 「文化能力基準はあり得るか?」
第37回定例研究会
(2000.12.10)
牧野成一トレーナー 「アメリカにおける日本事情教育と日本語教育の接点 −Content-Based Instructionをめぐって」
横山紀子氏 「プレースメントテストにおけるOPIと日本語能力試験結果の分析」 
第36回定例研究会
(2000.7.9)
牧野成一トレーナー 「超級レベルにおける判定について」