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エディンバラOPIシンポジウムの報告1

エジンバラ・シンポジウム

レポーター 萬力 津絵

 まだ8月だというのに夜は寒いくらいのエジンバラ。そこで、8月28日と29日の両日にわたり非常に内容の濃い、充実したOPIのシンポジウムが開かれました。

 エジンバラ大学の松本先生の笑顔に迎えられてシンポジウム・パケットをいただくと、中にはレジュメだけでなく、なんとメモパッドやボールペンが! その上、エジンバラの観光案内や地図、多分松本先生がお作りになったであろう近くのレストランガイドまで入っていて、至れり尽くせり! 松本先生の細やかな心配りが嬉しいスタートとなりました。

 さて、会場に入って何よりもまず驚いたのが、90名以上いる参加者のうち、日本からの参加は三分の一程度で、残りは世界各国で教えていらっしゃる方々であったということ。日本語教師って世界各地で活躍しているんだ。日本語学習者も世界中にいるんだ。日本語ってグローバルな言葉なんだ! 日本語ってスゴイ! 知識としては学習者の広がりというものを理解していたつもりでしたが、実際こうして各地から集結なさった先生方を目の当たりにすると、日本語の可能性、そして教師としての責任などについて考えさせられました。

 初日の午前中はプレ・シンポジウムとして、ACTFL本部のSwenderさんによるファミリアライゼーション。会場はすでに白熱した雰囲気に包まれ、寒いはずのエジンバラもここだけは「熱く」なっておりました。引き続き午後の部も静かに燃え上がります。前半は、ビデオによるレーティング。東京の定例会でもビデオを使ってみたらおもしろいかも! 誰がそのテープを提出するのか、会場設備は整っているかなど、基本的な問題はあるものの、機会があったら是非やってみたい試みだと思いました。後半は、トレーナーによるパネル・セッション。あまりに濃い内容のため頭は飽和状態でしたが、あとに控えているイベントはスコッチウイスキーの試飲会。残念ながら私は全然飲めなくて味は楽しめなかったのですが、とても楽しくわかりやすい説明を伺い、ちょっとウイスキー通になることができました。いい気分になったところで、会場を移しての親睦会。重厚な雰囲気のダイニングでいただくお料理には「イギリスの料理がまずいなんて誰が言ったの?」と誰もが思ったはず。中世の貴族になった気分でいただきました。

 二日目の午前は非常に興味深い研究発表、午後はトレーナーによるパネルセッションが行われ、どれも「これを聞いただけでも、遠路はるばる来た甲斐があった」とうならせるものばかり。再度飽和状態になった頭と体にケルティックハープの音がとても心地よく染みわたったのでした。最後の質疑応答では、これだけは伝えたい!これだけは聞きたい!という情熱ほとばしり、時間がいくらあっても足りない状態。最後にJ-OPI-Europ発足の報告が松本先生からあり、無事二日間のスケジュールを終了したのです。

 その後のこと? それはいわずと知れたこと。興奮冷めやらぬ頭を冷やすために、夜の街へとみんな消えていったのでした。

 たっぷり勉強できて、食事も楽しめ、その上、ウイスキーやハープのお楽しみもあり、大変充実した二日間でした。ここまでの会にするには松本先生のご尽力、大変なものがあったと思います。すべてに大変満足できたシンポジウムでした。ありがとうございました。