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第4回OPI国際シンポジウム:函館 【報告4】

研究発表 会場B 報告

坂井 菜緒

 B会場では合計6つの研究発表があった。聴講者もかなり多く(中には立見が出たものも!)、かなり盛り上がった。

  特徴的だったのはOPIのロールプレイに関する発表が4つもあったことだ。今回のシンポジウムは「日本語教育と文化(文化能力は測れるか)」というテーマであったが、OPIで文化能力が測れるとすれば、まず考えられるのはロールプレイの中であろう。しかし、実際に相手の文化能力を引き出すのは難しい。これはロールプレイに限らないが、OPIはテスターとしての能力がかなり問われるテストである(このことに関しては「発話を引き出しにくい、引き出しやすいロールプレイとは?」の発表の時、厳しい意見が出た)。その上、言語が変化し続けているのと同様、「文化能力」に対しての認識も世代間などで違いが出てくると思われる。これらの研究発表を聞いて、OPIの、特にロールプレイの難しさをあらためて感じた。

  また他にも、ドラマ的手法を授業に取り入れたケースの報告や、日本人を相手にOPIを行って、OPIにおいて「うまく構成された議論」とは何かを分析した発表などがあり、大変興味深かった。